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Brad Dourif -- Japanese Books ... 国内本
砂の惑星 ストーリーブック / DUNE Story Book

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DUNE Story Book
砂の惑星 ストーリーブック
ISBN4-924609-06-4
定価:¥950
初版発行日:1985/03/25
64頁
サイズはA4程度
Dourif様演じるパイターに関するストーリーはスキャンしている6ページに少しずつ入っています。映画とは少し違っています。写真は5種類。どれも大きいし、映画では出てこない珍しいシーン写真もありました。・・・死んでるとこだけど(T_T)

Photo 5種類

ページスキャン7頁
パイターはこのストーリーブックでは
「ピーター」と書かれています。
関連ストーリーは以下にテキストでも抜き出していますが、
映画とは台詞を含めかなり違っています。

   カラダンから遥か遠い宇宙の彼方に、暗黒と無秩序の国ギエディ・プレイムがある。ここはアトレイデスの宿命のライバル、ハルコネン大公家が治める惑星で、地表の大部分はドロドロしたオイルの海で覆われ、ハルコネン一族はオイルの海に浮かぶ百階を越える鋼鉄製の箱型の住居に住んでいる。何百万の電線の端子がそこから突き出ていて、空中からエネルギーを補給している。市街区の回りを溶鉱炉郡がとりかこみ、金属で作られたグロテスクなカバーをかけられた煙突からはき出される有害なスモッグに、住人は悩まされていた。

   鋼鉄とスモッグの都市にある暴君ハルコネン男爵の住居。中の緑色の陶器の壁の部屋に、男爵は顧問のピーターと二人の甥フェイドとラバンと会議をしている。長年にわたる乱れた生活のために肥満し、男爵は小山のような体型をしていた。巨大な体重を支えるため重力除去装置の助けが必要で、彼の体は宙に浮いている。
  「ピーター、甥たちにアトレイデス攻略のプランを教えてやれ」 男爵が言った。 「閣下、教えない方が・・・・・・・・」 「かまわん。教えてやれ」 と、男爵は命令した。
  「あいつらにも活躍してもらわねばならん」 ピーターは、デューンでのアトレイデスか殲滅作戦の内容を説明した。男爵は今回の作戦の成功の鍵を考え、悪魔的な笑いをうかべた。レト公爵が最も信頼している重臣の一人をこちらの陣営に取り込むのに成功したのだ。公爵はハルコネン軍の攻撃は予測できても、自分の重臣の一人が敵に寝返ったとは、夢にも思っていないはずである。この企みが失敗するわけがない。

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   王宮の外には、ハルコネン軍の宇宙船が続々と着陸していた。ハルコネン軍と、皇帝の精鋭部隊サルダウカーの兵士が王宮に殺到した。アトレイデスの兵士たちも奇襲に対して善戦したが、数の多さで圧倒されてしまった。ユエ博士は、アトレイデス軍の秘密兵器を破壊した。大多数の兵士は殺され、ほんの一握りが砂漠に逃げ込んだ。公爵一家は囚われの身となり、アトレイデス大公家は崩壊した。

   ハルコネン男爵は、 囚われて縛られているジェシカとポールには、一瞥をくれただけだった。彼の楽しみは、レト公爵に逢うことだった。
   「公爵を処刑するよう、皇帝陛下から命令を受けている。ピーター、直ちにやれ!」男爵は顧問にそう命ずると、部屋から遊泳して出て行った。
   「裏切り者ユエが言ったように、母子を砂漠に連れて行け。遺体が決して見つからぬよう、砂虫に始末をさせるのだ」 ピーターも、警固の兵士にそう命ずると、男爵の後を追って部屋を出て行った。
   兵士たちはソプターに母子を乗せ、砂漠に向かった。ジェシカは、さるぐつわにためベネ・ゲセリットの秘術"声"を使って、兵士たちに自分たちの戒めを解かせる事ができなかった。やがて二人は砂漠に放り出され、渇きで死に、その肉体は砂虫に喰われてしまうのだ。 
(後略)

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   一方、燃えさかるアラキーン王宮では、かろうじて意識のある身を担架に横たえているレト公爵を、ハルコネン男爵が身をかがめて覗き込んでいた。燃える火と爆発の明かりが、男爵の顔をグロテスクに照らしていた。彼は公爵のユニホームの胸から赤い鷹の家紋をひきちぎると、遠くへ投げすてた。そしてサルダウカーの兵士に押えられているユエ博士を見やった。 「よくやった。裏切り者」 と、男爵が言ったが、博士は顔をそむけた。しかし、その顔は屈辱と恐怖に歪んでいた。 「どうだ、連れ合いと逢いたいだろう?」と、男爵は聞いた。ユエ博士の顔はさっと希望で明るくなった。 「妻は無事か?」 男爵は憫笑を浮かべた。 「もし、連れ合いと一緒になりたければなるがよい」 そう言って、顧問のピーターに合図した。ピーターは短剣を抜くと、博士の背後にしのびより、刺した。博士は苦痛に呻き、前に倒れた。 「お前は私をやっつけたと思っているのか?お前の未来がどうなるか、私が知らないとでも思っているのか」 博士はつぶやくと、息絶えた。 「連れて行け」 男爵はそう言い、再び公爵の所へ戻った。 「指輪はどこだ。どこにある」 ピーターは首をふった。

   公爵は仇敵の顔を見上げたが、薬のため冷静に考える事も、相手をはっきり認識する事もできなかった。しかし、ユエ博士が教えてくれたジェシカとポールの件、歯に仕込まれた毒薬の事は、はっきりと覚えていた。

   「指輪はどこだ?」 男爵が怒なり声をあげた。 「お前の住民を治めるため、どうしてもあれが必要なのだ。どこにある?」 「近くに・・・・・・寄って」 公爵が呟いた。自分が何をなすべきか分かっていた。涙が出てきた。 「ポールのための・・・・・・命の水・・・・・・」 目が再び霞んで来た。

   男爵はいらいらして、「ピーター、奴は泣いている。何と言っておるのだ?」と、尋ねた。ピーターが前に進み、男爵が身を引いた。公爵は(今だ!)と思い歯を噛み砕いた。毒ガスが噴き出した。最後に公爵の脳裏に浮かんだ光景は、あのカラダンでの生活、ジェシカ、ポール、そして誇らしげに風にはためくアトレイデス大公家の旗だった。彼は自分と一緒に死んで行く人物が人違いとは知らずに息を引き取った。公爵の側に倒れているのは、ピーターだった。
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