Dr. Bert Clavell -- Progeny
 バート・クラヴェル博士
スピーシーズ・リターン 種の終焉
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UFO研究家の社会学博士
研究熱心だけど、意気地はない
邦題:スピーシーズ・リターン 種の終焉
原題:Progeny
製作:1999年アメリカ映画
職業:社会学者/Sociologist
    UFO研究家
著書:未知との交信(エイリアン・ベビーの話を研究した本)
住所:ニューヨークのどこか
年齢:?
結婚:?

バート・クラヴェルは宇宙人によるアブダクションを研究分析している社会学の博士で、エイリアン・ベビーについての本「未知との交信」の著者でもあります。
救急病院の内科医クレイグ・バートンは妻の妊娠に疑問を抱いていました。自分の精子では妊娠がほとんど考えられない事と、妻が身ごもった夜の2時間の記憶の空白を、何事もなかったとはどうしても思えないでいたのです。そんな時バートンは、たまたまバーで放送されていたTV番組「NIGHT WATCH」に釘付けになります。番組はエイリアン・ベビー特集で、司会者がこの問題に詳しい専門家としてクラヴェル博士を紹介します。クラヴェルは著書「未知との交信」はエイリアン・ベビーの話を扱った本であることを説明します。テレビを見ている他の客が一様にこの話をバカにしている中、バートン医師だけは、取り上げられた体験談が自分たちの経験とあまりに似通っている事が気になってしょうがありません。

催眠療法を受けさせた妻のシェリーの様子を見て、ますます疑いを深めたバートンはテレビで見たニューヨークの社会学者クラヴェルに相談しようと電話しますが、クラヴェル博士は不在で留守電にメッセージを残す事になります。

留守電を聞いたクラヴェル博士は、研究心から留守電の内容に強い興味を抱き、カリフォルニアのニューポート総合病院のドクター・バートンをを訪ねて来ます。妻の妊娠が異常だという証拠を目撃した唯一の証人で、妻シェリーの担当医でもあったドクター・ウェザリーの死の直後でした。

ドアをノックして顔を覗かせたクラヴェル博士は、「留守電を聞いて来た」と説明します。そしてバートンの妻シェリーの状況は珍しい事ではなく、何千件という報告があるエイリアン・ベビーの典型だと話し始めます。自分でも確証はないが、バートン夫婦の協力があれば謎が解明できるかも知れないと、しっかり研究への協力を求めています。アブダクションの目的についてはこれといった見解を持ってないというか、ある種の動物実験かもという、一つの可能性を上げた程度で、ちょっとこの手の研究者にしてはおとなしい気がしましたけど、そのあと鞄から1987年にエイリアン・ベビーを身ごもって自殺したウクライナの妊婦の手術室の様子という、どーにも怪しすぎるビデオを取り出してマジに二人で鑑賞する辺りは、楽しませて頂きました。泣きたくなるくらいちゃっちいんですよね、これがまた。
その時看護婦が部屋に入ってきて、バートンの妻シェリーが倒れて運ばれたことを伝えます。精神科医のラマーシュ医師が付き添っていて、シェリーが氷風呂に浸かっていたことを伝えます。その様子を見てバートンはクラヴェル博士にシェリーを説得して欲しい(多分中絶させたいんだと思うんですけど)と頼みます。クラヴェルは奥さんの意思を尊重するべきだと考えているので、無理だと断ろうとします。でも「氷風呂」はクラヴェルにとっても初めての事例で、研究心の方が勝ってしまったんでしょうね、手伝う事になってしまいます。クラヴェル博士の悪夢の幕開けですが、ここからのクラヴェル博士のヘタれ具合が最高です!











ネタバレ注意
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最初は自分の研究心からバートンを訪ねたクラヴェル博士でしたが、事態は博士が考えてもいなかった恐ろしい方向に向かってしまいます。その度にとんでもないと協力を断ろうとするんですけど、結局ビデオが撮れるとか、学者心をくすぐられて、手伝わされてしまうという優柔不断ー。いざ協力を始めたはいいけど、ここからがもう大変です。何しろクラヴェル博士はドクターって言ってもお医者さまじゃなくて学者さんですから、目の前で女性が内臓かきまわされちゃあ、とても撮影なんて出来ません。何度も何度もヘタれてしまいながら、「今の見たか?」とか言われるとつい好奇心でまたカメラを構えたり、でもまた血が自分に飛び散ってたまらなくなってしゃがみこんだり、思いっきり情けないんですわ。でも、でもそういうところがまたー、思いっきりかわいいクラヴェル博士でした。シェリーに塩化カリウムの注射をしようとするバートンにはさすがにつかみかかって止めようとするんですけど、これがまたあっさりと突き飛ばされてしまいます。弱っちいんですね、学者さんなので。それに比べてバートン医師は「ハムナプトラ」ですからねー、強すぎる。


クラヴェル博士は、何度も何度もヘタれてくれて、笑わせてくださるんですが、たくさんあるヘタれポイントをいくつか書いてみますね。全く〜、どーしてこんなにカワイーかなぁDourif様。この映画、評判どおりに、ナメとんのかと皆様もおっしゃる通りのひどい特撮。B級、C級もドンと来い!のSF大好きの管理人ですが、透明エイリアンが出てくるあたり、これはエライこっちゃーと思ってしまいした。無理やりセクシーショット撮ってる気がしますしね・・・。ドゥーリフ様見たさに最後までちゃんと見ましたが、さすがに2度目からは、クラヴェル博士が出てるとこだけ見させて頂いてますー。何度か見てると、その部分はかなり愛着が湧いてきます。クラヴェル博士の情けないところが可愛くて、よろしいですー。


☆ヘタれながらも頑張るクラヴェル博士☆
(1)遠くから駆けつけたバートン夫妻の親友として、面会時間を過ぎた病院へ入り込んだクラヴェル博士。穏やかにシェリーに話しかけますが、シェリーは「何もかもあのくだらない本のせい お前も道連れにしてやる」といきなりクラヴェルの手をつかみます。その時クラヴェル博士は恐ろしいビジョン(シェリーの未来)を見せられて椅子に倒れこみます。これは確かに怖いからしょうがないんだけど、泣きながら「帰る」って言ってる姿はまるで子供みたい。それに諦めが早すぎるー。

(2)バートンがシェリーに麻酔を注射するのを見たクラヴェルは止めようとしますが、結局、「協力しろ 妻はエイリアンに操られてる 説得してくれという」という命令口調のバートンの言葉に流され、涙を拭きながら立ち上がると催眠療法を始めてしまいます。

(3)催眠状態のシェリーが苦しみ始め、バートンは、「早く起こせ」と言いますが、クラヴェルは、「今は危険だ」と質問を続けます。彼女が見ているイメージが本当のエイリアンの姿ではない事を察して、もっと知りたい興味に駆られたんだと私は思いましたが、そこでバートンが腕をつかまれ、またシェリーと同じビジョンを見せられてしまいます。その様子に怯えたクラヴェルはベッドの脇に逃げます。再びバートンに「早く起こせ」と怒鳴られて、やっとの思いでシェリーに近寄り催眠を解きます。へなちょこなんですけど、声が素敵で〜、ついうっとりしちゃいますです。

(4)違法な治療を病院側に発見され、院長室(?)に連れて行かれた時、院長に「あんた誰だ?」と聞かれ、身分を説明するんですけど、全然相手にされてませんー。

(5)バートンはどうしても妻シェリーの中絶を諦めきれず、またクラヴェルに手伝わせます。正気じゃないと断ろうとするんですけどね、「君もビデオで証拠が残せる」、「あんな本書いて、倫理観もないだろう」(酷い言われよう)と、結局手伝わされてしまいます。

(6)手術服に着替えビデオを構えたクラヴェル。「エイリアン・ベビーの摘出手術です 妊娠2ヶ月で 執刀はクレイグ・バートン医師」と解説付きで撮影を始めたものの、シェリーのお腹にメスが入ると、すぐに"Oh Jesus!"と見ていられなくなり撮影を中断します。

(7)撮影を中断している間に一瞬にしてエイリアンベビーらしきものが移動します。バートンの「胎児が子宮から逃げ出した」と言う言葉に興味をそそられてしまい、再びカメラを構えますが、バートンがシェリーのお腹の中を素手でかき回す(そう見えますよね?)ので、シェリーの血がクラヴェルに飛び散ります。これでまたショックを受けたクラヴェルは"Oh my God!"と床にしゃがみこんでしまいます。

(8)シェリーに塩化カリウムを注射しようとするバートンを止めようと、つかみかかりますが・・・はい、あっさりと跳ね飛ばされてしまいます。

(9)バートンが塩化カリウムを注射した瞬間、クラヴェルは再びあの恐ろしいビジョンを目の当たりにします。恐怖と無力感と怒りでクラヴェルは帽子を投げ捨て、肩を落として部屋から出て行ってしまいます。そしてうつむいたまま病院から逃げ出します。

・・・・・・・・自分だけ逃げ出してくれたので、刑務所には入らなくてすみましたー、クラヴェル博士。めでたしめでたし?
にしても、ちゃんと撮影してたら、大発見だったのかな???
肝心なとこ全部撮れてませんからね。
Brad Dourif.web