Dennis Hoffman - Millennium
#1.12 Force Majeure
デニス・ホフマン
ミレニアム:セブン
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2000年5月5日に起こる「惑星直列」によって
地球に大災害が起こると信じています。
ファンの方からのコメント
シリーズ名:ミレニアム/Millennium
邦題:セブン (第1シーズン第12話)
原題:Force Majeure
製作:1997年
職業:無職?
年齢:?
結婚:間違いなく未婚でしょう
場所:ワシントン州のどこか、オレゴン州リバーサイド、アイダホ州ポカテロ

「ミレニアム」の主人公フランクは、大学院生の焼身自殺を調査していてミレニアムのメンバーを名乗るデニス・ホフマンと知り合います。デニスは自殺した女学生が「惑星直列」を信じていたことと事件当日降った雹が災厄の前兆だと主張し、誰か表に出てこない人物が関わっていると確信しています。

しかし、デニス・ホフマンはミレニアムのメンバーでないことが分かります。本当のミレニアムの構成員ピーター・ワッツがデニスを追い払おうとしますが、喰らい付いてなかなか離れようとしません。前にデニスがミレニアムと関わった時に余程懲りたのか、ピーターは彼の姿を見ただけで激昂するし、聞く耳も持っていません。その点、フランクはニュートラルで一応話はしますが、デニスの口から出るのは「惑星直列」と災厄の話ばかり。破滅の前兆が続くだろうと予言します。そしてデニスの予言はあたります。

フランクはデニスの言葉を頼りにニュースを検索すると、女子高校生の投身自殺を発見します。驚いたことに今度の自殺者は前の事件の女性と年齢こそ違いますが、身体的特徴が全く一致。また、女性達が「懇願」を意味するポーズを取っていることもわかりました。ここで或る懸念がミレニアムに生じます。「誰かがクローン人間を造って育てている」--そして二人ともその「誰か」に抗議するために自殺したのだと。実は視聴者にはこの時点で「誰か」が分かっていますが、動機はまだ不明です。

手がかりを求めてフランクはモーテルにデニスを訪ねます。フランクに「惑星直列」を信じる者に関わって2人の女性が死んだことを告げられ、デニスはショックを受けます。「僕は今まで、惑星直列による大災厄を信じるものに出会えたら、その人物は『善』に違いないと信じていた...」

同じ話を何度も繰り返すデニスは本当に困ったチャンです。でもフランクに向かって語りかける時の目は真剣そのもの。澄み切った青い眼は美しいとしか言い様がありません。

普段は余裕で落ち着き払っているワッツが、デニスにはマジで手を焼いているというところが滑稽です。一般民間人から見ればあんただって、十分変だよ!!フランク達は無視して行ってしまい、一人取り残された時のデニスの表情はなんとも言えません。
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(ネタバレ注意)
デニスの情報と自殺した女性2人の電話の交信記録がきっかけで、フランク達はアイダホ州ポカテロの「アトリウム」へ向かいます。 地元警察、ミレニアムに混じってデニスも施設内を捜索しますが、デニスの目には建物の意図が明らかです。建物全体が船になる構造になっているのです!彼はついに「大洪水」を予見し、それに備えて「箱舟」を建造した「ノア」にあと一歩まで迫ったのです。 施設の地下に隠された電話交換機が発見され、ミレニアムもこの建物の建造者が2人の自殺者に関わっていることを否定できなくなります。デニスは施設管理者に尋ねます。「誰が建物を設計したんだ!?」

結局、地元の女性設計者の家でクローン人間を作り出した首領と、クローン技術で生まれた娘達が発見されます。しかし、クローン人間の生みの親は「鉄の肺」という人工呼吸器でかろうじて命を繋いでいる老人(=アイアン・ラング・マン)でした。 フランク達が女性達を落ち着かせようとしている間にデニスは2階に上がり、アイアン・ラング・マンに近づくと、静かに膝まづいて懇願のポーズで頭を垂れます。自殺した女性達のように...

フランクの抗議にもかかわらず、地元警察はジョーンズタウンの惨劇同様の事態を懸念して、クローン人間の娘達を保護下に置くためバスに乗せます。実はバスの運転手は同じクローン技術で生まれた「息子」であることはこのときはまだ明らかではありません。

デニスはフランクにアイアン・ラング・マンに会うよう促します。フランクとの話で老人の意図は明らかになりましたが、フランクが階下に下りるとデニスの姿が無いことに気づきます。直後に突然停電になり、人工呼吸器の電源が切れて老人は亡くなります。

移動中のバスの中では老人の死を察知したかのように、娘達は一斉に祈り始めます。すると一番奥の席からデニスが現れ、気づいた娘の一人が手を差し伸べて握手を交わします。無言のまま、彼らは互いの思いが一つであることを知ります。 最後にデニスの顔に浮かぶ笑顔は他の役では見られません。素晴らしいDourif様...

フランク達は空で乗り捨てられたバスを発見しますが、娘達もデニスも行方が分かりません。でも、2000年5月5日に彼らがどこに居るかは分かっているのです...

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さえない髪形と服装、オンボロの車に安宿。信念のために社会生活を犠牲にしてきた男の孤独を象徴しています。 2000年5月5日起きる惑星直列によって「ノアの箱舟」の大洪水並の災厄が人類を襲うと信じています。彼の頭の中では旧約聖書に書かれた災害と目の前に現実に起こっている天災が結びついていて、天文学的に確認されている「惑星直列」が引き起こすであろう地震、大洪水を真剣に案じています。

一歩間違えば狂信者ですが、彼の行動は一人でも多くの人が助かってほしいという思いからであって、激しい言葉の裏にどこか常識的な倫理観があることが分かります。それだけに、一方的な「変人扱い」がかえって彼の孤独を際立たせています。

オタク集団の「ミレニアム」にまでおミソにされてしまう、かわいそうなデニス。でも最後に仲間と一緒になれて本当に泣き出しそうな笑顔を見ると「うんうん、よかったね」と思えます。

実はこの作品を見たのが99年だったので、2000年5月5日が近づくのが怖かったんです、マジで... でも実際には大災害は起こらず、その後デニス達がどうしているか、ちょっと考えてしまうのでした。
 Life is Gas様

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このページの「デニス・ホフマン」の解説は、Dourif様のファンになるきっかけ作品として「セブン」のデニスを愛してやまないLife is Gas様に書いて頂きました。Dourif様がご無事な数少ない(寂)作品のひとつでもあります。信念のために他の全てを犠牲にして生きてきた男デニスの、孤独を感じてください。spaceman
Brad Dourif.web