| 邦題:なし(日本未公開) |
| 原題:Desire, the Vampire (aka...I, Desire) |
| 製作:1982年アメリカTV映画(ABC) |
| 職業:無職(元神父) |
| 年齢:? |
| 結婚:もちろん未婚です |
| 時代設定:? |
| 場所:カリフォルニア州ロスアンゼルス |
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キャラクター&作品解説・台詞翻訳:Life is Gas様
- 無断転載禁止 -
Copyright(c): Life is Gas |
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デビッドはロスアンゼルスの検視局で死体置き場の受付の仕事をしながら、法律の勉強をしている学生。恋人のシェリルは看護士で、二人は同棲を始めたばかりで超ラブラブ。しかし、楽しいはずの生活は奇妙な死体から壊れていきます。
デビッドの仕事場に「血を抜かれた」殺人死体が運び込まれ、遺族の依頼だと言って神父が故人を訪ねてきます。
Dourif様は神父姿という以上に、俗世にはない高潔さを感じさせます。台詞だけ聞いてるとなんか怪しいんですが、主人公も神父様の雰囲気にすっかりペースを握られてしまいます。
ところが、犠牲者はユダヤ教徒だと分かり、謎の神父と殺人事件のかかわりが疑われます。デビッドは警察に通報しますが、警察が追っているのは暗い色の髪の魅力的な女性でした。
翌日の夜デビッドが病院に恋人を迎えに行くと、昨夜の神父の姿を見かけて追いかけますが見失ってしまいます。一方病院内では血液の在庫を確認していた看護士二人が何者かに襲われ、シェリルの同僚が瀕死の重傷を負います。事件を担当するヴァン・ネス刑事にデビッドは神父を見たことを話そうとしますが、相手にされません。デビッドの中で一連の出来事が「バンパイア」に結びついていきます。
同じ手口で「血を抜かれた」死体が新たに運び込まれ、デビッドの疑いは更に深まります。
しかし、疑念に過ぎなかったものが確信にかわる事件が起こります。病院にシェリルを迎えに行ったデビッドが、彼女を探して重症を追った看護士の病室をたずねると、突然黒いマントを纏った女に襲われます。。女は恐ろしい怪力で、体格で圧倒的に勝るデビッドをたやすく投げ飛ばし、壁に押さえつけます。デビッドは肩越しに鋭い牙のような歯が迫ってくるのを見ます。騒ぎを聞きつけて看護士達が部屋に入ってきたため、女はデビッドを放し、窓を突き破って飛び降りて逃走します。
ヴァン・ネス刑事はデビッドを質問攻めにしますが、犯人は女だと主張するデビッドの証言に困惑します。頭に血が上ったデビッドはハリウッド大通りに向かい、犯人の女を捜します。そこで神父の姿で彼の前に現われた謎の男をみかけて追いかけます。路地裏で彼を捕まえたデビッドは無理矢理コーヒーショップに連れていきます。
Dourif様再登場ですが、今度はくたびれたコート姿で、神父姿の時とは別人のようです。
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以下はコーヒーショップでのデビッドとポールのやりとりです。
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- D:僕はデビッドだ。君は?
P:ポールだ。
D:最初の犠牲者のキングはユダヤ教徒だ。君が神父姿で現われた時は訳が分からなかった。でも、翌日病院で君を見かけた後で看護士が襲われたんだ。これは偶然じゃないな。
P:(デビッドを無視して)このクラッカーは湿気ってる。
D:君は誰かを探してるのか?
P:誰?
D:娼婦に変装した女だ。
P:そいつはなんでそんなことをするんだ?
D:何故、神父に変装しなきゃならないんだ?
P:君は知ってるんだろ?
D:知ってる?君のことをか?
P:違う。彼女のことだ。君は僕のことは全く知らない。でも彼女のことは知ってる。そうだろう?
D:(・・・・・・)
P:白状しろよ。
(ウェイターがコーヒーを運んできます。店の外には例の女が・・・)
P:話を済ませてさっさと出よう。僕の時間を無駄にするな。
D:分かったよ。・・・彼女って・・・吸血鬼みたいなものなのか?
P:(苦笑)「吸血鬼みたい」だって!?なあ、君。この世に「吸血鬼みたいなもの」なんてありはしないさ。彼女もそれは分かってる。そうだろう?
D:ああ。ありえないよな。誰も吸血鬼なんて信じないし、まして本物だなんて・・・
P:それこそが強みなんだ。信じる者はいない。でも君は信じてる。そして君はもう二度と自由になれない。
D:自由って?
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- P:知ってしまったことから逃れられない。無垢じゃないんだ。もう知らないじゃ済まない。
僕が事実を知った時とまるで同じだ。頭から離れない。でも「発見した」という感覚もある。「生きる死者」の世界のコロンブスさ・・・
僕を恐れるな。僕らは他の誰も知らない、誰も理解できないことを共有している。よく聞けよ。僕がこのことについて話せる人間に会うのに半年かかった。なのに君にも既に同じことが起きてる。君はこのことを誰にも話せない。話したら最後、連中は君を監禁して、薬を打って、結局は破門されるんだ。
- D:破門?じゃあ君は本当に聖職者だったのか?
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- P:重要なことじゃない。僕はルイジアナ州ニューオリンズ郊外セント・チャールズ郡の小さな教会の神父だった。彼女のことを知った時、彼女を破壊しなければならないと悟った時・・・。
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- D:待ってくれ、破壊するって?
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- P:殺すってことだ。・・・吸血鬼を見つけたら、破壊するしかないんだ。吸血鬼は地獄を知ってる。何が待ち受けているか分かっているから、殺し続けなきゃならない。そして犠牲者は次々と吸血鬼になる。どんな選択肢があるっていうんだ。選択の余地なんてないさ。いいか、よく聞くんだ。彼女は実に賢く街中で獲物を狙う。ここに来てすぐに男を・・・あの弁護士を殺した。でも僕が追ってると知ると、病院へ行って血液を盗んで一時しのぎをした。暫く犠牲者が出なかっただろう。僕に彼女はこの町を出たと思わせて、どこか余所に探しに行くように仕向けたんだ。でも僕も一枚上手さ。それは彼女も分かってる。彼女は僕がここのいると知っている。そして僕は彼女がたった今、すぐそばにいると知ってるんだ。・・・どうした?
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- D:「ここで最初の男を襲った」って・・・君の言う「ここ」ってロスのことか?
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- P:僕らが今いるところは「ロス」じゃないのか?
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- D:待って、僕の話を最後まで聞いてくれ。彼女は他にどこにいた?そう・・・1ヶ月前とか。
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- P:一番最近はアリゾナ州のツーソンだった。その前は(テキサス州)フォートワースだ。何故だ?
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- D:彼女はそこでも人を殺したのか?
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- P:(だまって頷く)
D:君を手助けできると思うんだ。
P:助ける?僕を?君は素人だ。君がここで何をしているのかも知らない。何をしてるんだ?「ディザイアー(欲望)」を探しているのか?
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- D:「ディザイアー」?
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- P:彼女の名前だ。それも知らないのか?彼女が何歳か知ってるか?どれだけ生き延びて何人を手にかけてきたか、分かってるのか?君は何も知らない。それで彼女を始末する、破壊するって?
教えてくれ、デビッド。君は「正義の人」か?僕を助けると言ったな。君は子供だ。吸血鬼は「正義の人」には手が出せないってことを知ってるのか?いや・・・知ってるわけがない。世俗の人間は吸血鬼を追うべきじゃないんだ。どうしてか分かるか?彼女は鎧の小さなひびを見つけるからだ。ほんの髪の毛ほどの隙があれば十分さ。彼女は君を誘惑し、魂に入り込むんだ。そして一度魂に入り込まれたら、君は彼女の物になってしまう。永久に・・・いいか、永遠にだぞ。
(ドーナツを食べて)このドーナツも湿気ってる。コーヒーショップは嫌いだ。
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- D:手伝わせてくれ、ポール。僕にもできるよ、君が信じようと信じまいと。世間が吸血鬼を信じないというのは、その通りだと思う。でも彼に話したら・・・
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- P:誰だ?
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- D:ヴァン・ネスだ。ジェリー・ヴァン・ネスっていうんだ。
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- P:何者だ?
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- D:警官だ。刑事で・・・
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- P:正気か!警察だと!
(ポールがデビッドにつかみかかり、ウェイターがすっ飛んできます。)
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- D:(ウェイターに)大丈夫、なんでもないんだ。
君が必要なんだ、ポール。やっと君を見つけた。絶対に放さないからな。
(痴話喧嘩と思ってウェイターも引っ込みます(^_^;))
ただ、話がしたいだけだ。
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- P:分かった・・・
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- D:じゃあ、いいんだね。僕は電話をかけるから、ここで待っててくれ。
(ポールは座席に腰を下ろしますが、デビッドが電話をかけている隙に店を出てしまいます。)
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ポールを見失ったデビッドはたまたま通りかかった娼婦に声をかけ、話を聞こうとしますが、なんと風俗取締り警官の囮にひっかかってしまいます。お間抜けなことにガールフレンドに身柄を釈放してもらうことに・・・。シェリルは憑かれたようにバンパイアの話をするデビッドについていけず、とうとう出て行ってしまうし、ヴァン・ネス刑事もデビッドの精神状態を疑う始末です。
デビッドは一人でバンパイアを探そうとハリウッド大通りに出かけます。そこでシェリルの同僚のモナに声をかけられます。デビッドは以前病院でモナに会っています。
モナは彼を高級マンション最上階のペントハウスにある自宅に連れて行き、お酒を勧めて誘惑しますが、どうも雰囲気が異様です。デビッドはトイレを口実に席を立ち、自らに「正義の人間」だと言い聞かせながら、モナの部屋を探ります。すると一室でポールを見つけますが、まるで死んでいるようです。
吸血鬼の正体を現したモナはデビッドを追い詰めようとしますが、デビッドは彼女の誘惑を払い、ベランダから彼女を落として倒します。ほっとするのも束の間、モナによって吸血鬼にされたポールがデビッドを襲います。デビットはインテリアの木の枝を使ってポールの心臓を突き刺し、ポールは息絶えます。
Dourif様の吸血鬼姿はほんの一瞬ですが、神父姿とのギャップが凄い。さすがです・・・。
警察が現場を捜査すると、隠し部屋で空の棺が見つかります。ヴァン・ネス刑事はデビッドに事情を聞きますが、今度はバンパイアの存在を否定はしません。しかし、公式な記録に残すわけには行かないため、モナがポールを殺し、デビッドにも襲い掛かり、もみ合ううちにバランスを崩してベランダから落ちたという供述書を作ります。純なデビッドは署名を拒みますが、ヴァン・ネス刑事に「普通の生活に戻れ」と説得されて署名し、シェリルの元に戻ります。しかし、そんな二人をモナによって吸血鬼にされた別の男が見つめているのでした。
(了)
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管理人もビデオ持ってるんですが、何しろ肝心のコーヒーショップのシーンの二人のやり取りがさっぱり聞き取れず、ポールと言う人物が謎のままで、もどかしい思いをしていたんですが、Life
is Gas様の解説で霧が晴れました(感謝ーー!!!)。
最初神父様姿で登場されるDourif様の美しさにも圧倒されちゃいますが、一番楽しめるのはやっぱりコーヒーショップのシーンだと思います。このシーンはなんとポールとデビッドの台詞の全翻訳を頂いていますので、ビデオお持ちでない方はScreencapsと合わせてご覧くださいませ。
バンパイアの扱いについては、そんな分けないでしょ!っていう掟破りが多い作品なんですが、ヴァンパイアを倒す事にとり憑かれてしまった、元神父様、ひたすらDesireを追い続けるバンパイア・ハンター、そしてその末路、同一人物ながら全く違う3つの人生を体現するようなDourif様の演技は素晴らしいです〜♪ それに今の所バンパイア姿のDourif様を見れる唯一の作品なんですよね。
「I, Desire」は海外でも正式にはビデオ発売されていなくて、米国では時々テレビ放送されるらしいです。ebayにテレビ放送を録画したビデオが出品されることもあります。spaceman |