Brad Dourif - Prop, Script and Storyboards
Millennium: Force Majeure ... Script and Schedule

Brad Dourif as Dennis Hoffman
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ミレニアム: セブン
Millennium: Force Majeure
... Script and Schedule

ランス・ヘンリクセン氏ご本人が撮影中に使われて所有されていた脚本と撮影日程表の一部です。


写真提供・解説:Life is Gas様 (Life is Gas様所有)

Millennium: Force Majeure Schedule
ミレニアム:セブン撮影スケジュール簡易版


表紙にくっついているピンクやブルーの付箋紙はランス・ヘンリクセン氏が撮影中に脚本の見出しに使ったもののようです。おかげで全然表紙が見えませんが・・・(^_^;)
 
スケジュール表の日付は1996年12月6日で撮影開始の前の金曜日です。
撮影は12月9日から始まり、Dourif様は初日から出番がありました。
意外だったのが、私がぞっこんになったシーンが最初に撮影されていたことです。最後のバスのシーンは一番最後に撮影されていますね。
 
本来はこの日程表と一緒に出演者別の日程表があるのですが、こちらは残っていなかったようです。
撮影日程から推測するとDourif様は12月9日から撮影に入り、途中1日の「待機日」を挟んで18日(水)まで8日間(週末2日を除く)拘束されていたようです。
 
バビロン5の脚本と比べると形式は似通っていますが、大きく違う部分もあって、プロダクション独自のやり方もあるようです。ミレニアムの場合、撮影用の脚本はブルーの紙でコピーされていて、「ブルー版」と言われています。撮影日程も「ブルー版」を元に作成されています。
cover Dec 9-11, 1996 Dec 12-17, 1996 Dec 18, 1996

Script / 脚本
Cover

表紙です。ヘンリクセン氏のメモ書きがあります。脚本家に対する意見のようで、
一部は修正されたようです。最初の完成原稿は1996年11月26日付けで白い紙のコピー。撮影に使われたのは12月4日付けのブルーのコピーで、入手したのはこれです。
Cast List
キャスト・リスト
Set List
セット・リスト
ブルーコピーの一部で、オープニングタイトルが終わって本編が始まる部分です。ヘンリクセン氏は自分の出番のシーンや台詞にマーカーで印をつけてます。
この頁でデニス・ホフマンの年齢が「45歳」と特定されていました。
因みに撮影時のDourif様は46歳でした。
12月6日付けで修正された頁で、同時に差替えられた頁はピンクコピーになっています。デニスがワシントン大学でフランクと出会う場面の最後の部分が含まれています。
12月9日付けで修正された頁で、デニスとフランクがモーテルの一室で話す場面です。興味深いことに編集段階で削除された部分があることが分かりました。
正直、この場面は何度見ても二人の会話の展開に不自然さを感じるところがあったのですが、謎が解けた気がします。

2004年12月5日 日曜日追加 Dourif様ご出演シーンの脚本と解説
資料提供・解説: Life is Gas様

(5頁目)
第一幕シーン5 屋内。ローレンの両親の家 − 夜

訪問先から自宅に電話を架けるキャサリン。画面ではキャサリンの背景に、後姿のデニス・ホフマンが見えますが、顔は見えていません。

設定年齢は45歳。研究者っぽい服装ですが、着古されてくたびれていると書かれています。


(6頁目)
第一幕シーン6 屋内。フランク・ブラック宅 − 台所 − 夜

フランクとキャサリンの電話での会話で「デニス」の名前が出てきます。デニスはキャサリンにフランクと一緒に働いたことがあると言いますが、事実ではありません。思いっきり怪しいです。


(7頁目)
第一幕シーン7 屋内。ローレンの両親の家 − 夜

電話を終えたキャサリンがリビングに戻ると、デニスは立ち去った後でした。


(9/9A頁目)
第一幕シーン10 屋内。ブラック家 − 地下室 − 夜

帰宅したキャサリンとフランクの会話。デニスの名字は分からず、何者か引き続き謎です。

フランクはピーター・ワッツに電話をかけて、今回の自殺騒ぎに関して「ミレニアム」が調査に乗り出しているかたずねます。最初は「デニス」の名前が出ない台詞だったのですが、後から追加されました。


(11〜12頁目)
第一幕シーン12 屋内。ワシントン大学 − 研究室 − 昼

フランクが自殺した大学院生の知人を訪ねると彼女は既に「デニス・ホフマン」と話したといいます。

(12頁目)
第一幕シーン13 屋内。天体模型 − 太陽系

亡くなった院生の遺品の天体模型が棚にあります。フランクが来る前にデニスが目をつけていました。

このシーンの後半部分は編集でカットされました。


(13頁目)
第一幕シーン16 屋外。ワシントン大学 − 物理棟中庭 − 昼

デニスが初めてフランクに話しかけるシーンです。デニスはちょっと「ハイテンション」だと書いてあります。


(14頁目)
第一幕シーン16(続き)

デニスとフランク会話が続きますが、台詞が少しカットされています。

撮影時に脚本から削除されたのではなく、編集時にカットされたようです。アングルの切替部分でつなぎ目はほとんど分かりません。見事ですね・・・


(15頁目)
第一幕シーン16(続き)

デニスとフランク会話の続き。デニスが「惑星直列」と女学生の自殺に関連があると力説しますが、ちょっと無理矢理って感じです。


(16頁目)
第一幕シーン16(続き)

デニスがフランクの前から立ち去ります。でもデニスはまだ「怪しい」人物です。フランクはデニスの意図が分からず、困惑しています。


(17頁目)
第一幕シーン18B 屋内。チェロキー・ジープの内部 − 夜

フランクとピーターが、フランクの車の中で話しています。以前にデニスにつきまとわれたことがあるピーターは彼を厄介者扱いしてます。ストーカーじゃないようですけど。


(18頁目)

第一幕シーン18B 屋内。チェロキー・ジープの内部 − 夜

フランクとピーターの会話の続き。ピーターの集めた情報からデニスの正しさが裏付けられますが、ピーターは無視する構えです。


(22頁目)
第二幕シーン22 屋外。死体置き場の外 − 昼

フランクとピーターが亡くなった院生が持っていた「天体模型」について話しているところです。フランクはデニスが何か知っているのではと思いますが、ピーターはまぐれ当たりだと思っています。


(23頁目)
第二幕シーン22(続き)

駐車場でフランクとピーターがデニスと遭遇。デニスのボロ車はシトロエンだそうです。

フランクのデニスに対する質問が一つ、おそらくアフレコで追加になっています。

一方で、フランクがデニスの考えを肯定するかのような台詞はカットされていました。


(24頁目)
第二幕シーン22(続き)

デニスがフランク達に向かって熱弁をふるうシーンです。

脚本ではデニスがしゃべりすぎで息切れしてしまうように描かれていますが、現場で演出が変更されたようで、熱心さは感じられるものの演技は押さえ気味になっているようです。

デニスの台詞は手直しされ、聖書からの引用が増えています。


(35頁目)
第三幕シーン32、33 屋内。モーテルの部屋 − 昼

フランクが手がかりを求めてデニスを尋ねるシーンです。ベッドの上のスーツケースは慈善団体の中古品販売で買ったものだそうです。


(36頁目)
第三幕シーン33(続き)

この頁は差替えになっていますが、実際の撮影時にはさらに修正されたようです。

脚本では、デニスはベッドに腰を下ろすことになっていますが、撮影時は椅子に座ります。フランクはその間ずっと立ったままということになっていたのが、ベッドの端に腰掛けるように変更されています。

また編集段階で削除された部分もありそうです。脚本通りだとデニスとフランクの会話が成り立っていますが、放送された場面ではデニスのちぐはぐな受け答えが強調されているように見えます。それがまたデニスの「孤独」を際立たせているのだと思います。


(37頁目)
第三幕シーン33(続き)

ヘンリクセン氏のメモ書きのある台詞が「TV予告」に使われたようです。ここも脚本からちょっと言葉が変わっています。

第三幕シーン34 屋内。シアトル公安ビル − 会議室 − 昼

またまたピーターがデニスの話を聞かされてうんざりしています。


(38頁目)
第三幕シーン34(続き)

皮肉じゃなくデニスはピーターに親愛の情を示していますが、ピーターに拒否されます。


(40頁目)
第三幕シーン36 屋内。ポカテロのアトリム − アトリウム − 昼

地元警察やフランク共に施設内に入ったデニスは、ただ一人建物の構造が意味するものに気づきます。

このシーンは脚本と、編集後でカットの順番が変わっています。脚本では階段を下りるカットはデニスが柱を見つめるカットの後に来ています。


(43頁目)
第三幕シーン42 屋内。ポカテロのアトリム − 地階ホール − 昼

建物地階の設備内で不審な電話交換機を発見した一行はしきりに困惑します。ここでデニスが決定的な質問を発します。「誰がこの建物を設計したんだ?」


(44頁目)
第三幕シーン42(続き)

デニスの質問は全員に無視されますが、フランクだけは真剣に受け止めます。

この場面も撮影時に台詞が修正されています。演出も変わっているので、編集で変更したのではなく、撮影現場で変更されたようです。


(46頁目)
第三幕シーン43 屋外。郊外の道路 − 夜

このシーンは結局放送では使われませんでした。

第三幕シーン44 屋外。郊外の大きな家 − 森 − 夜

最初のシーン43から続く部分は撮影されなかったか、または編集でカットされました。


(47頁目)
第三幕シーン48 屋内。郊外の家 − 二階の謎の部屋 − 夜

デニスが「鉄の肺の老人」の前に進み、祈るシーンです。

(48頁目)
第四幕シーン49 屋外。郊外の家 − 車寄せ − 夜

デニスはフランクに「鉄の肺の男」に会うよう話します。


(53、54頁目)
第四幕シーン53 屋内。郊外の家 − リビング − 夜

フランク達はデニスの姿が見当たらないのに気づきます

(55頁目)

第四幕シーン54 屋内。輸送用バス − 運転中 − 夜

バスの最後部座席にデニスが現われ、娘達の一人と握手を交わします。


(56頁目)
第四幕シーン55B 屋内。郊外の家 − 二階の謎の部屋 − 夜

ピーターはフランクにデニス達が行方をくらましたことを伝えます。

第四幕シーン56 屋内。ポカテロのアトリウム − アトリウム − 昼

ピーターとフランクは建物が実は箱舟として作られていることに気づきます。


(57頁目)
第四幕シーン56(続き)

フランク達はデニスと「鉄の肺の男」の娘(そして息子)達が一緒にいて、2000年5月5日にこの場に戻ってくることを確信します。


脚本だけ見るとデニスは「オタク」っぽいのですが、実際にできあがったエピソードではもっと謎めいた存在になっています。

また、全体に登場人物が感情的になる場面は編集でカットされたり、撮影時に変更されて、淡々とした展開に仕上がっていました。

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